浄化槽が臭い!?その6つの原因と対策法を解説
日常生活の中で、浄化槽の臭いが気になったことはありませんか?
この記事では、浄化槽からの臭いが気になる6つの原因とその対策について解説していきます。ご自身で解決できる項目も多々あるので、ぜひとも参考にしてみてください。
浄化槽の臭う6つの原因とは?
浄化槽からの臭いが強くなるのは、おおまかに分けて以下の原因が考えられます。
- 新築で微生物が育っていない
- ブロワーが止まっている
- 油の流入が多い
- 食材の残りや衛生用品を流す
- 動物の排せつ物を流す
- マンホールの劣化
それぞれの原因については、次項から詳しく解説していきましょう。
新築で微生物が育っていない
浄化槽は、槽内にいる微生物が汚水を処理して水を浄化してくれます。
しかし、新築間もない住居では、その微生物が育ちきっておらずに汚水の処理が不十分になってしまうことがあります。
微生物は数か月で育ってくるので、それまで正しい利用方法を心掛けてください。
ブロワーが止まっている
ブロワーは、浄化槽の中に空気を送る装置です。
このブロワーのコンセントが抜けてしまったり故障してしまったりすると、空気不足で浄化槽内にいる微生物が死んでしまい、汚水の処理が滞って臭いの原因になってしまうことがあります。
油の流入が多い
料理に使用した油をそのまま流してしまうと、配管の中で油が固まってしまい水が流れなくなるだけでなく、浄化槽内の微生物が汚水を分解しきれずに臭いを発してしまう可能性があります。
食材の残りや衛生用品を流す
浄化槽は、食材の残りや衛生用品を処理する前提にありません。
これらを流してしまうと、配管内で詰まる恐れや浄化槽内で滞留して臭いの原因となってしまう可能性があります。
動物の排せつ物を流す
浄化槽は、動物の排せつ物を処理するように設計されていません。
そのため、動物の排せつ物を流してしまうと、浄化槽内で雑菌が繁殖してしまい臭いの原因となってしまいます。
マンホールの劣化
マンホールは、浄化槽の臭いを防ぐだけでなく、浄化槽内への落下の予防にもなる大切な部分です。
このマンホールが劣化してしまったり破損してしまうことで、隙間から浄化槽内の臭いが漏れてしまうことがあります。
浄化槽の臭いの対策法
浄化槽からの臭いが気になる時は、以下の3点に気をつけてください。
- ブロワーの動作を確認する
- 浄化槽に油や異物を流さない
- 古くなったマンホールを交換する
それぞれの理由について、次項で詳しく解説していきましょう。
ブロワーの動作を確認する
ブロワーのコンセントが抜けていないか、または故障してブロワーが止まっていないかを確認してみてください。
コンセントが抜けている場合は、そのままコンセントを入れればブロワーが正常に動作して数日で臭いが消えるでしょう。故障して止まっている場合は、すみやかに浄化槽の保守点検業者に連絡して新しいブロワーと交換してください。
また、ブロワーが動作しているにも関わらず、風量不足で処理が間に合わずに臭いが発生するケースもあります。保守点検業者からブロワーの劣化や風量不足を指摘された場合は、新しいブロワーへ交換してみましょう。