単独浄化槽とは

浄化槽は大きく分けると単独浄化槽と合併浄化槽に分類されます。
本日は単独浄化槽についてご説明いたします。
単独浄化槽とは一言でいえばトイレ専用浄化槽です!
単独浄化槽の作りを見ていきましょう。

内部は2槽に分かれていて、1槽目(沈殿分離室)にて、大きい固形物・紙類が沈殿していきます。
溜まっていく汚泥を微生物達が緩やかに処理していきます。
分離した汚水は2槽目へ向かって行き、ここでは酸化処理を行っていきます。
空気を好む微生物がブロワーから送られてくる空気を使って呼吸しながら活発的に汚水を処理していきます。
そしてこの2槽目にある接触材がミソ(死語?)なのです。
ブロワーから送られる空気が底から上昇してくるため図でいうと右回転の旋回流を生み出し内部を攪拌します。その際接触材の内部にも通過し接触材に新鮮な空気と微生物を含む汚水がぶつかっていきます。やがて接触材に生物膜という微生物の塊が付着し、より効率的に微生物が汚水と空気を取り込む環境が生まれるのです!
考えた人天才ですよね。

※上の写真は接触材の一例
現在では既に新しく単独浄化槽を設置する事は禁止されております。
なぜならキッチンやお風呂の排水はそのまま川へGO!だからです。
加えて単独浄化槽の処理能力も合併浄化槽に比べて低い為、河川や湖沼に悪影響を及ぼしやすいのです。
弊社では、古くなった単独浄化槽の合併浄化槽への転換工事を承っております。
地域によっては補助金制度もございます!
お気軽にお問い合わせください!